CO2センサの測り方や測定精度の確認方法！店舗やオフィスにおすすめ

測定精度の確認方法

測定精度の確認方法は、主に以下の3つです。

1. 屋外の二酸化炭素を測定した際、測定値が外気の二酸化炭素濃度に近い（およそ415ppmから450ppm）
2. 測定値に息を吹きかけると測定値が増加する（測定が正常であれば、二酸化炭素濃度が高く測定される）
3. 消毒用アルコールを塗布した手・布を近づけても測定値があまり変化しない（光学式はアルコールにほぼ反応しない）

粗悪な検出機を見分けるには？

粗悪な検出機を避け、適切なCO2センサを選ぶためには、いくつか見分け方のポイントを押さえておく必要があります。それぞれのポイントを詳しく紹介します。

屋外で400ppm前後を表示するかチェック

外の空気は、400ppm程度の数値であることが一般的です。数値を計測した際、大きくずれていると好ましくない品だと判断できます。ただし検出機によっては、屋外に一旦持ち出し、外気を用いて機器が検出する数値の調整を行う機能がついていることもあるので、その際は取扱説明書の指示に従い、校正を行ってください。

検出機に息を吹きかけて限界値をチェック

検出機によって、限界値は異なります。息を吹きかけると二酸化炭素濃度が急上昇するので、測定限界値まで上がるかどうかを確認するために息を吹きかけてみてください。

すぐに反応しないのであれば、透明なビニール袋に検出機を入れ、その袋内に呼気を充満させて様子を見ましょう。それでも反応しない検出機は好ましくない品と判断します。

消毒用アルコールを吹きかけて上昇しないかチェック

消毒用アルコールを手に吹きかけ、その手を検出機に近づけてみてください。CO2の数値が上昇しないことを確認できれば問題ありません。大幅に上昇したのであれば、ほかのガスに反応する疑似検出機が使われている可能性が高いため、好ましくない品と判断します。