【CO2濃度計】業務用のガジェットとしても！換気のコツ

窓を開ける場合は空気の流れを作る

窓を開けて換気を行う場合、対角線上や高い位置と低い位置にある窓などを2方向で開けるようにします。そうすることで空気の流れができやすく、換気としては非常に効果的です。空気の入り口と出口を作ってあげることで、淀みなく換気ができるのです。また、2方向の窓を開けた換気は、1ヶ所の窓を開けて換気をする場合と比べて換気効果は10倍です。窓が一つしかない場合は出入り口を開けると、空気の流れが作れます。

換気装置は「強」にする

窓が小さかったり換気装置しかなかったりする場合は、換気装置を強にして使用します。サーキュレーターを用意して、出入り口・窓などから戸外に向けて使うと、換気がしやすいです。

通常は窓がない施設であっても、合理的な換気量の確保に努めなくてはならないことが法令で定められています。そのため、通常は換気設備で換気されているので、過剰な心配は必要ありません。とはいえ、やはり窓やドアを開けて換気をするほうが素早く空気が入れ替わるので、可能な限り行うことが推奨されています。

室温と湿度は適度に保つ

狭い空間や小さいお店では、換気のために出入り口を常時開けていることも少なくありません。しかし、冬は室温や湿度が低下し、かえって感染リスクをあげてしまう可能性があります。室温は18℃以上、湿度は40％以上が保てるように工夫してください。

この3つのコツ・注意点をふまえて換気を行うと、効率よく空気が入れ替わり、感染のリスクもある程度は抑えられるでしょう。

CO2濃度を参考にしよう

換気は事前に自分たちで頻度を決め、定期的に行うという家庭やオフィスが多いでしょう。換気を習慣づけることはとても良いことですが、あくまでその場にいる人の人数が変わらないことを前提としています。

オフィスや会議室、飲食店などでは、人の動きが多く常に一定の人数がいるわけではありません。少ない時もあれば多い時もあるので、換気のタイミングは時間で決めずにCO2濃度で決めるとわかりやすいです。部屋の広さや人数に関係なく、二酸化炭素濃度が1000ppmに抑えられるように換気をするようにしてください。室内の空気をクリーンに保つためには、この方法が効果的です。

CO2濃度以外で判断する換気のタイミングと方法

CO2濃度がわからない場合、感染症対策のために目安となる換気のタイミングは以下の通りです。

窓の開放での換気

換気回数は毎時間2回以上、30分に1回以上数分程度窓を全開にするのが理想です。開放する窓は2方向で、窓が1方向しかない部屋は出入り口を開けます。

機械換気での換気

1人あたり毎時30平方メートルの換気量を確保します。必要換気量が不足している場合は、一部屋当たりの在室人数を減らして調整してください。